Sorry, this page is Japanese only.
Please see Reiner Ziegler's homepage and here, too.

FlashManager for GBAdvance

If you approve my development, please donate. But this is NOT registration for my shareware.
If you want to register with PayPal, please contact me. Registration fee is US$20.00 and above.
もし私の開発に賛同する方は寄付をお願いします。しかしシェアウェアの登録ではありません。



■ はじめに ■

ここでは、ゲームボーイアドバンス用ブートケーブル(Parallel Linker Advance)やULA(USB Linker Advance 市販はされていません。自作してください)、ブートケーブルUSB(BooT cable Usb=BTU)を使ってゲームカセットの吸出しやフラッシュカセット(Flash Advanceなど)への書き込みを行うソフトを公開しています。

また、私、Mootan はホームページの作成にはあまり興味がありません。よって、あまり洗練されていないので、読みにくい部分があるかもしれません。何卒、ご容赦のほどよろしくお願いします。

未対応のフラッシュカートリッジやゲームカートリッジのバックアップ(セーブ)メモリに積極的に対応したいと考えております。ぜひ下記の「フラッシュカセット交換キャンペーン」をご一考ください。場合によっては実費による買取も考えます。
 


■ ダウンロード ■

【使用許諾契約書】

  本ソフトウエアは、正規に購入され所有しているゲームについて便利に遊ぶために趣味で開発しました。 便利にとは、複数のゲームを1つのカセットで遊べるようにしたり、エミュレータで遊んだり オリジナルのゲームを大切に保存したりすることを想定しています。 具体的な事例をここでは取り上げませんが、違法コピーの使用は禁止いたします。法律を遵守の上ご使用ください。
  また、趣味及び実験的な開発ですので一般的な製品のようにサポートを行うことは不可能です。 すべてのリスクは自分で負うことが必要です。
 本ソフトウェアはシェアウェア(有料ソフトウェア)です。試用期間を1ヶ月間と定めております。それを超えて使用されるとき 、および本ソフトウェアで読み出したデータ(ROMやセーブなど)を継続して使用するときはユーザ登録および所定の料金をお支払いください。 試用期間が過ぎてユーザ登録および料金を支払わないときは、本ソフトウェアの削除および本ソフトウェアで読み出したデータを消去してください。将来、フリー、オープンソース化することがありますが、支払済みの料金は返還致しません。

以上のことに同意できる方のみダウンロードし使用することを許可いたします。

FlashManager v3.00 (日本語 Ver.) ダウンロード

FlashManager v3.00 (English Ver.) Download

FlashManager v1.10 (VC7 MFC Project) Source

ユーザ登録(シェアウェア料金お支払い)


■ リリースノート ■

バージョンアップの履歴、修正・機能追加の詳細、古いバージョンのダウンロードは次をご覧ください。

Version1, Version2 系
Version3 系


■ スクリーンショット ■


■ 使い方 ■

ダウンロードした「FM240.exe」というのは自己解凍形式の Zip 圧縮されています。 それを実行して適当なフォルダに解凍し FlashManager.exe を抽出する必要があります。

操作方法は devman.exe を使ったことがある人は直感でわかると思います。

● GBA と接続中について

まず、本ソフトウエアを起動すると「GBAと接続中です...(?LA)」とでます。PLAの方でNT系OSを使用しているときはgiveio.sysをインストールしないと認識しません。ULAの方はULAを接続し、Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」をインストールしないと認識しません。「?LA」の表示にご注意ください。その表示が「PLA」の時はPLA経由のみのGBAを検出します。「ULA」の時も同様です。「xLA」の時はPLAまたはULAに接続されたGBAで、先にSELECT+START電源オンで検出された方が有効になります。
「BTU」ユーザの方はオプティマイズで配布されている専用のドライバをインストールしてください。
「F2A」とは「Flash2Advance USB Linker」のことです。このファームは「ULA」と共用でPC5とPC6に同時に出力しますので、PC5およびPC6を接続する改造をされているときは解除してください。また、共用ではありますが、「ULA」使用時にもセーブメモリのアクセスができませんので、「ULA」使用時には「ULA」専用のファームを使用してください。

● ゲームを吸い出すとき

プログラムデータの「読み込み」ボタンを押します。

● フラッシュカセットに単独のゲームを転送するとき

プログラムデータの「先頭書き込み」ボタンで行います。前に何か書き込まれていても上書きされます。

● マルチゲームにするとき

一旦「消去」ボタンでフラッシュカセットを消去してから、 次にローダプログラムの「追加書き込み」を行い、ゲームの「追加書き込み」を行ってください。ローダプログラムとは「gbaldr32.bin」のことで、Visoly社のダウンロードページから「Game Pack 3.2」を取得すればよいのですが、閉鎖されているようですので検索エンジンなどで探して入手してください。

● 消去について

フラッシュカセットのとき、リストにあるゲームを選択せずに「消去」ボタンを押すと、フラッシュカセットの内容全てを消去します。部分的に消去を行いたいときは、消去したいゲームを選択してから「消去」ボタンを押します。ただし、消去機能の制限として選択したゲーム以降を消去することになります。つまり、リストの最後まで連続して選択しなければなりません。リスト中ほどのまたは頭のゲームのみを消去することはできません。この機能を有効に使うためには、よく遊ぶゲームを前の方に書き込み、書き換えるゲームを後の方に書き込むと書き換え時の効率が上がります。また、技術的な話になりますがブロック単位での消去になりますので、ゲームの境界がブロック中にあると自動的に保存し復元しますので、消去の前後で時間がかかることがあります。

● セーブデータについて

普通のゲームカセットから読み書きするときはバンク及びサイズの指定は 必要ないと思います。
フラッシュカセットのセーブデータの読み書きについては、マルチゲームにしているときに バンクの指定が必要です。ローダプログラムでバンク設定を変更していなければ 64K のバンク指定と 64K のサイズで大丈夫であると思います。 心配な方は、サイズを 256K か 128K ですべての SRAM の情報を読み込んで バックアップをしてからいろいろ操作してみるとよいと思います。

● ROM ファイルの予約書き込み

リストに表示されているゲーム名の先頭の「」印は、そのゲームが ROM に格納されていることを示します。リスト下にあるファイルを開くボタンで書き込みたいファイルを選択し予約します。一度に複数のファイルを選択することが可能です。 同様にファイルをドロップしても予約ができます。予約されたファイルはリストに表示されているゲーム名の先頭に「」印が表示されます。予約された ROM ファイルは個別に削除したり順序を入れ替えることが可能です。リスト下のボタンで行います。すでに ROM に格納されているゲームについてはこの操作は行えません。そして、予約された ROM ファイル群を「先頭書き込み」または「追加書き込み」ボタンを押して書き込みを開始します。それぞれの動作は1つずつファイルの書き込みを行っていたときと同じです。注意点はマルチゲームにするとき、書き込み後にローダプログラムが先頭になるようにしてください。また、フラッシュカセットの残りの容量を超えて予約したときは、「追加書き込み」ボタンが押せなくなります。フラッシュカセットの全容量を超えて予約しようとしたときは、警告メッセージが表示されて予約できません。
予約された ROM ファイルの「ゲーム名」を変更できます。変更の方法は、まず変更したい「ゲーム名」を選択して少し時間を置いてからその「ゲーム名」をクリックしてください。ここでダブルクリックにならないように時間を置いてクリックすることが必要です。「ゲーム名」は半角英数字や記号にしてください。全角文字はGBAでサポートされていません。主にマルチゲームローダのメニュに表示されるゲーム名の変更に便利です。 この変更はフラッシュROMに書き込まれるデータにのみされ、ファイルには変更を加えません。
説明が不足していると思いますが、操作しているうちに理解できるようには心がけています。それでもわからないときは掲示板に質問してください。

● 空き容量表示について

「追加書き込みするときの空き容量 / 先頭書き込みするときの空き容量」と表示されます。予約 ROM ファイルが無ければ、「フラッシュカセットの残りの容量 / フラッシュカセットの全容量」の表示になります。ROM ファイルの書き込み予約を行うと、自動的に計算されて表示されます。また、ROM の刈り込み機能が有効になっていれば、刈り込み後の容量で計算されます。フラッシュカセット以外では「0 / 0bit」と表示されます。

● ROM の刈り込み機能について

ROM の末尾の「00」及び「FF」バイトデータを刈り込む機能です。この機能により、小さいプログラムを詰め込むことができます。このいずれかのデータは未使用のことが多いですが、そうとも限りません。そのため刈り込み機能を無効にするオプションを用意しました。システムメニューより選んでください。システムメニューとはタイトルバー左のアイコンをクリックすると表示されます。また、この設定は保存され次回起動時に設定が復元されます。デフォルトでは有効になっていますが、ゲームの動作がおかしいときには無効にしてみてください。

● セーブデータの「EEP 4K」変換機能について

セーブメモリに「EEPROM 4K」を使用しているソフトをフラッシュカードで遊ぶときは、カードでエミュレートして SRAM に保存します。その保存された SRAM の内容はオリジナルのセーブデータと構造が違うため、オリジナルのカセットやエミュレータとのセーブデータのやり取りに変換を必要とします。その変換を行うオプションを用意しました。このオプションはフラッシュカセットのときに選択することができます。また、私が確認したものは、フラッシュカセットについては「FA2 256M」で、ソフトについては「マリオアドバンス」です。

● セーブデータの「EEP 64」変換機能について

セーブメモリに「EEPROM 64K」を使用しているソフトをフラッシュカードで遊ぶときは、カードでエミュレートできませんのでパッチを必要とします。そのパッチを適用したソフトでセーブするとオリジナルのセーブデータと構造が違うため、オリジナルのカセットやエミュレータとのセーブデータのやり取りに変換を必要とします。その変換を行うオプションを用意しました。このオプションはフラッシュカセットのときに選択することができます。また、私が確認したものは、パッチについては「Flash Advance Toolkit v8」で、ソフトについては「マリオアドバンス2」です。

● デバッグ機能

ユーザ作成の GBA プログラムを GBA の外部ワーク RAM (02000000h) に転送して起動し、そのプログラムから PC 上のファイルにアクセスしたり、FM のウインドウに文字列を表示させるデバッグ機能を搭載しました。オプティマイズの btcons.exe (旧 xlacons.exe) に準拠しています。現在はそのソースが公開されていますので、それを見ていただくと詳細がわかります。また、私の方ではフラッシュIDを表示するプログラムやBIOSを吸い出すプログラムの動作を確認しておりますので、それらのソースを見ていただくとどのようにデバッグコードを実装したらよいかお分かりになると思います。他にTeamKNOxのReversiAdvanceでも動作を確認しております。現在のところテキスト出力、ファイルI/Oのみですが他にデバッグ機能として必要でしたら掲示板にご要望をお書きください(32bit値をGBAに転送する機能など)。
使い方はシステムメニューに「GBAデバッグ機能」という項目がありますので、その項目を選びます。そうしますと、デバッグ専用のウインドウになります。元に戻るにはもう一度システムメニューの「GBAデバッグ機能」を選びます。一度デバッグを開始しますと元に戻ることはできません。後はボタンの名前を見ていただくとおおよそ動作がお分かりになると思います。デバッグ開始の手順を示しますと、まず「実行」ボタンを押します。次に実行させるGBAプログラムを選びます。次に「GBAの電源を切り〜」というダイアログが表示されますので「OK」ボタンを押します。そのダイアログの内容のとおりにGBAの電源を一旦切りまして、[START]と[SELECT]ボタンを押しながら電源を入れます。そうしますとGBAプログラムをGBAのワーク RAM に転送してデバッグを開始します。
終了するには「終了」ボタンを、違うプログラムをデバッグするときは「実行」ボタンを押します。また、ドラッグアンドドロップにも対応しています。

● ULA にアクセス LED を実装する

ULA ファームウエアでは AN21xx の PA4 を読み込み LED 用、PA5 を書き込み LED 用としています。それぞれ、オープンコレクタに同等で Low アクティブで動作します。

具体的な配線は以下のとおりです。
PA4 --> (K)LED(A) <-- 1Kオーム <-- VCC(+3.3V)
PA5 --> (K)LED(A) <-- 1Kオーム <-- VCC(+3.3V)

LED の (A) とはアノードのことで足の長い方です。(K) とはカソードのことで足の短い方です。また、LED は低電流で動作するものとし 1〜2mA で十分な輝度を得られるものをお選びください。十分な輝度を得られないときは、直列に挿入されている抵抗値を下げます。560 オームまで下げて私は動作を確認していますが、AN21xx の定格を超えて使用していることを理解してください。バッファを挿入すれば十分な電流を確保でき明るく動作させることも可能です。私は今後も EZ-USB のデバッグ用に使用したいこともありトランジスタでバッファを構成します。これについては「USB Linker Advance 作成部屋」で紹介しています。

● ジョイキャリーカートリッジ

このカートリッジを使用する前にオプティマイズでの「ジョイキャリー」のページをよく読んでください。要は、メモリマップが特殊なことと、ブートブロックが存在することを理解してください。ブートブロックにはローダなどの特殊なプログラムを格納する必要があります。FMでは「先頭書き込み」で直接ファイルを指定したときのみに書き込むことができます。全削除を行ってもブートブロックは削除しないようにしてあります。意図的にブートブロックを選択したときは削除できます。ブートブロックはリストの先頭に表示されます。
ユーザプログラムは「先頭書き込み」や「追加書き込み」で行います。またファイルを直接指定しても予約しても書き込めます。プログラムの境界は2Mbit=256KByteとしています。ユーザプログラムはヘッダ部分のNロゴやゲーム名を省略していることがありますが、FMのリストで正常に表示したい場合、また予約で書き込みたい場合は何らかのツールで補完して下さい (v3ではヘッダが異常でも予約書き込みはできます)。
まず最初に、ジョイキャリー使用前に「読み込み」を行ってください。そうするとジョイキャリーの内容をすべて読み込みます。後にジョイキャリーを元に戻したいときに「先頭書き込み」を行うと元の状態に戻せます。

● 対応しているフラッシュカートリッジについて

同じメーカー製でもかなり沢山のバージョンや種類が存在するため厳密な見分けは難しいです。
対応している目安としては、「フラッシュカセット交換キャンペーン」をご覧ください。

● 対応しているリンカーケーブルについて

通信速度についてのベンチマークのランキング表
ULA-FX(私が設計開発したもので、ULAの後継です。圧倒の通信速度です。UMJ-FXを流用します)
FlashManagerのリンカー表記と実際のリンカーの対応は以下の通りです。

  • PLA : ブートケーブル(オプティマイズ製)
    Windows2000やXP系のOSでは「GiveIO.sys」をインストールしてください。
  • F2A-HL : Flash2Advance HiSpeed LINKER(プリンタポート接続のF2Aリンカー)
    Windows2000やXP系のOSでは「GiveIO.sys」をインストールしてください。
  • GBA Link : GBA Link SP用のリンカー(V3のみ動作確認をしておりますがおそらくV1,2も動作可)
    Windows2000やXP系のOSでは「GiveIO.sys」をインストールしてください。
  • ULA/F2A-UL : ULA(TeamKNOx準拠)、Flash2Advance USB LINKER
    ベンダ独自のドライバがインストールされているときは、それを削除してください。
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法
  • ULA-FX : Mootan's Roomの「UMJ-FX」を流用したもの → 流用方法
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法
  • ULA(A) : ULAのピン配置をPC0->PC2, PC1->PC3, PC4->PC7, PC5->PC6に変更したもの
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法
  • ULA-KKJ : 携快電話充電ケーブル用にピン配置を変更したもの(詳しくはここ
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法
  • X-ROM : X-ROMリンカー
    ベンダ独自のドライバがインストールされているときは、それを削除してください。
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法
    このリンカーは、infファイルの変更が必要です。私が変更したドライバをここにおいておきます。
  • BTU : ブートケーブルUSB(オプティマイズ製)
    オプティマイズで配布されている専用のドライバをインストールしてください。
  • EZFA : EZF Advanceリンカー(新旧ともに使えます)
    EZFA Clientに同梱されているドライバをご使用ください。 新型の場合、オリジナルソフトのドライバファイルにある「FTD2XX.dll」をFMと同じフォルダにコピーしてください。
  • LinkUSB : GBA Link USB Cable
    オリジナルソフトのドライバをご使用ください。
    オリジナルソフトのインストール先にある「FTD2XX.dll」をFMと同じフォルダにコピーしてください。
  • MagicLink : GBA MAGIC LINK / XG2Turbo Link
    Cypressの「EZ-USB General Purpose Driver」を使用します。→ インストール方法

● GBAとの通信やフラッシュカートリッジへの書き込みの正確性について

GBAとの通信は、ケーブルが長かったり、コネクタの接触不良、外来ノイズ、GBAの性能ぎりぎりの高速通信などの理由で通信エラーが起こらないとも限りません。これにはCRC32によって通信内容を検証しています。フラッシュカートリッジへの書き込みはフラッシュチップの劣化やアクセスタイミングの問題で書き込みに失敗することがあります。これには、書き込み後GBA内部で読み込みを実行し書き込みデータと比較しています。これらの理由により、メーカーオリジナルのツールより通信速度が若干遅くなります。しかし、信頼性は高くなります。読み込みエラーについては、書き込みエラーに比べると格段に少ないですし、エラーがある場合には読み込み操作以前にエラーとなるため、何の検証もしていません。もちろん、読み込み時でも通信についてはCRC32で検証しています。

● GBAカートリッジのバックアップメモリが正常か、電池切れではないか知りたい

システムメニュー(タイトルバー左上のアイコンをクリック)に「バックアップメモリ ツール」という項目を選択します。ダイアログが表示されますのでメモリに書き込むテストパターンを選択して「開始」をクリックしてください。そして正常であれば「OK」と表示され、異常であれば「NG at xxxxxxxx」と表示されます(xxxxxxxxは異常を発見した最初のオフセット値)。
「バックアップメモリの保存・復元」がデフォルトでチェックされていますが、チェックされているとテスト前にバックアップメモリの内容をメモリに保存し、テスト実行後に復元します。チェックされていないと、元の内容は破棄されテストパターンが残されます。このようにして後に「読み込みのみ」のチェックをしてテストを実行するとテストパターンがきちんと保存されているかがわかり、電池が有効かテストができます。なお、このテストではバックアップメモリの内容は失われますので、事前にファイルに保存しておいてください。「バックアップメモリの保存・復元」がチェックされていてもプログラムの異常終了で失うことがありますので、できるだけ事前にファイルに保存しておいてください。できるだけ紛失を避けるため、処理の中断やエラーで復元ができないときは、ファイルに保存するようにダイアログで促されます(デフォルトでFMと同じフォルダのFlashManager.sav)。
「読み込みのみ」のチェックをしていると、バックアップメモリに書き込みを行わず読み込みのみの検査を行います。あらかじめ書き込みを含んだ検査をしておく必要があります。そして、その検査と同じパターンを指定してください。このオプションはバックアップメモリがGBAの電源を切っても正常に機能しているかの検査に使用します。最初に普通に検査を行いGBAの電源を切りしばらくしてから「読み込みのみ」の検査を行います。
テストパタンは次の通りです。

  • 「データ 00 で埋める」
    バックアップメモリの内容をすべて「00, 00, 00 ...」で書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。またこの機能はバックアップメモリの消去にも使えます。
  • 「データ FF で埋める」
    バックアップメモリの内容をすべて「FF, FF, FF ...」で書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。またこの機能はバックアップメモリの消去にも使えます。
  • 「データ 55 で埋める」
    バックアップメモリの内容をすべて「55, 55, 55 ...」で書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。「55」の意味はビット配列で「(MSB)01010101(LSB)」です。
  • 「データ AA で埋める」
    バックアップメモリの内容をすべて「AA, AA, AA ...」で書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。「AA」の意味はビット配列で「(MSB)10101010(LSB)」です。
  • 「パターン 1」
    バックアップメモリの内容を4バイト単位で32bitのオフセット値「00, 00, 00, 00, 04, 00, 00, 00, 08, 00 ...」を書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。この書き込みでは書き込まれているデータがアドレスになりますのでバンク管理の不具合の究明に役に立ちます。
  • 「パターン 2」
    バックアップメモリの内容を乱数に近い値を書き込み、その後読み込んで一致するかを検査します。乱数に近いといいましても規則性があります。なるべく16進数での繰り上がりやバンク境界で周期性が発生しないように考えました。計算式は次のとおりです。
    offset * 0x83 + (offset >> 8) * 0xEF ^ (1 << offset / 0x8000) - 1

● マルチブートプログラムをフラッシュカートに書き込みたい

マルチブートプログラムとはGBAのワークRAMで動作する自作のプログラムやGCのGBAミニゲームなどのことです。 普通マルチブートプログラムはフラッシュカートに書き込んでもアドレスが異なるため実行することができません。これの実現には、私の開発したフラッシュカートからワークRAMに転送するプログラムを付加(パッチ)します。それを付加(パッチ)するかどうかは、書き込むROMファイル名で自動的に判別します。基本的にVBAと同じで「ReversiAdv.mb.gba」などファイル名に「 〜.mb.〜」や「〜.mb」が含まれているとマルチブートと判別します。さらに重要なことですが自作プログラムの場合、書き込む前にFATV8などのツールでROMのヘッダ情報(Nロゴやタイトルなど)を修正しておいてください。
ジョイキャリでブートセクタが書き換えられない方のために、書き換えられていないときは同様に転送プログラムを付加するようにしました。

● フラッシュカートに書き込んだマルチブートプログラムを別のGBAに通信ケーブルで転送したい

登録ユーザ向けにおまけとして、マルチブートプログラムを起動した時に別のGBAを通信ケーブルで接続しておくと両方のGBAで起動する機能を装備しました。これは自分で作ったプログラム(ゲーム)やFree, PDのものを自分のフラッシュカートリッジに入れておき、学校などで友達に転送してあげることができます。言い換えると友達はマルチブートプログラムを起動するのにリンカーケーブルやフラッシュカートリッジを必要としません。お約束ですが著作権法を留意の上ご使用ください。なお、このおまけはライセンス登録をしていませんと有効になりませんのでご了承ください。通常はフラッシュカートリッジからEWRAMに転送して実行しますが、その転送の前に通信ケーブルを使用したマルチブートを試みます。手順は以下のように行ってください。

  1. 自作プログラムやFree, PDのものはヘッダが不正なので「FATV8」などで修正しておく
  2. いつものようにマルチブートファイル「〜.mb.〜」や「〜.mb」をフラッシュカートリッジに書き込む
  3. 転送したいGBAと通信ケーブル(対戦ケーブル)を接続する。このとき転送する側(フラッシュカートリッジがある方)を「1P」、転送される側を「2P」のプラグを差し込む
  4. 転送する側のGBAの電源を入れる
  5. 転送される側のGBAの[SELECT]+[START]を押しながら電源を入れる
  6. 転送する側のメニューから起動したいマルチブートプログラムを選択する
  7. 自動的に接続状態を検出してマルチブートを開始する

通信ケーブルが接続されていないときは、通常のマルチブートプログラムの起動だけとなります。ただし、ケーブルの状態などマルチブートに関する検査を行いますので起動までに2〜3秒ほどかかります。
また、普通の通信ケーブルを使用すると「Multi Player Mode」という通信モードしかサポートできません。これは非同期のかなり遅い通信モード(115Kbps)です。少し面倒ですがクロスケーブルを自作すると「Normal Mode」をサポートでき、これはかなり高速(2Mbps)です。次のように配線します。

SO(2) ---- SI(3)
SI(3) ---- SO(2)
SC(5) ---- SC(5)
GND(6) ---- GND(6)

これは、GBC用の通信ケーブルが同じようです。断言はできませんが使用できる可能性があります。私の場合はUGAMEの2人対戦ケーブル[GBA/GBC用]で開発を行いました。GBA/GBCはスイッチで切り替えられ、GBA用であれば低速の「Multi Player Mode」、GBC用であれば高速の「Normal Mode」になります。これらのモードは自動的に判別します。速度は実測で4〜5倍程度の差があります。
なお、この機能はジョイキャリーカートリッジには適用されません。要望があれば掲示板までどうぞ。

● Visual Boy Advance(GBAエミュレータ)と実機でセーブデータのやり取りがしたい

システムメニュー(タイトルバー左上のアイコンをクリック)で「VBAセーブ互換」をチェックしてください。基本的に互換の無いものはEEPROMのものとなり、それだけに適用されます。このチェックをすると、VBAと互換になりますが、従来のFMと互換がなくなります。どちらの互換モードについてもファイルの拡張子は「sav」となり見分けがつかなくなりますのでご注意ください。なお、互換性を確認しているのはVBA 1.8.0 beta3のみです。

● 従来のEEPROMのセーブデータをVisual Boy Advance(GBAエミュレータ)用に変換したい

ユーザによっては、全てVBA互換のセーブデータに統一したい場合があります。そのために、過去のセーブデータファイルをVBA用に変換するツールを実装しました。但し、EEPROM形式のセーブデータに限られますのでご注意ください。システムメニュー(タイトルバー左上のアイコンをクリック)で「EEPROM変換ツール」を選択します。そこでセーブファイルを選択するとフォーマットを、従来の標準のものと、VBA互換のものとで交互に変換されます。ここで、注意しなければならなのが交互に変換されるということです。ファイル名では見分けがつきませんので、フォルダに区別してまとめるなど工夫してください。また、この仕様によりVBA用のセーブファイルを従来の標準ファイルに変換することもできます。元のファイルは元のファイル名に「.bak」を追加して保存されます。
なお、この機能はFlashManagerが起動する前の「GBA接続、初期化」ダイアログ中でも使用できます。

● ライセンス登録をしたい

本ソフトウェアは、シェアウェアですので、1ヶ月以上継続して使用される場合、または本ソフトウェアを使用して転送したまたは生成したデータを1ヶ月以上継続して使用される場合はユーザ登録を要求します。次のページから申請を行うとライセンス情報が届きます。
Mootan's Room ユーザ登録
このライセンス情報を、システムメニュー(タイトルバー左上のアイコンをクリック)で「ライセンス登録」を選択します。なお、1文字でも間違うと登録できませんので、ライセンス送付書の注意事項を良くお読みください。
なお、この機能はFlashManagerが起動する前の「GBA接続、初期化」ダイアログ中でも使用できます。

● その他

マウスカーソルをダイアログのボタンなどに合わせて少し待つと簡単な説明が表示されます。
一応、devman.exe でサポートしている機能は持っているつもりです。 ただし、「照合」機能はありませんが、CRC32 による検証は行っています。
Windows2000 や XP など NT な人は giveio.sys をインストールしてください。 これについてもオプティマイズのGBAゲーム開発の部屋の左側にある 「★Win2000/XPでの使用」メニューをご覧になってください。ただし、ULA のみを使用する方はこの作業は必要ありません。
 


■ フラッシュカセット交換キャンペーン ■

FlashManager Ver.3 でサポートしたカセットを増やすために、まだサポートできていないカセットを引き取り
F2A 256Mに交換するキャンペーンを行ないたいと思います。このキャンペーンの実施にあたりまして
★ゲーム坊や★又はCODING FACTORY TEA 4 TWOに全面的に協力をお願いしております。
概要は下記のとおりです。

  • 引き取るカセットは FM v3 で認識しない、または明らかな認識による不具合があること
  • 引き取るカセットは正規のツールで正常に動作すること、つまりカセットは完動品であること
  • 引き取るカセットは基本的にFA系、EZ系、XG系、EZFA系としますが、他メーカのフラッシュカセットや自作のカセットにも相談に応じます
  • 引き取るカセットは1種類に付1つまでとします
  • カセットの詳細をお知らせ願います。まずカセットの正式名称、メーカ、そしてカセットの蓋を丁寧に開けてフラッシュメモリの型番(表面が削られていない場合)および数をお願いいたします
  • さらに FM v3 でGBAの画面に表示されるVID, CIDすべてをお知らせ願います
  • あらかじめメールにて相談してください。私の手元に無いと判断しましたらお受けいたします。基本的に私がそのカードを受け取り、その後F2A 256Mは★ゲーム坊や★又はCODING FACTORY TEA 4 TWOから発送いたします
  • キャンペーンとうたっていますが、FM v3 の開発の一環であるとお考えください。従いまして、私の都合により中止することやお断りすることがございます
  • 一件つき★ゲーム坊や★又はCODING FACTORY TEA 4 TWOと連絡を取りながら行ないますので交換に応じるまでにお時間を必要とすることがあります
  • カセットの種類により一律F2A256Mに交換するのは不公平があるため、256Mは無料でF2A256Mに交換し、128Mは\2000-を、64Mは\4000-を頂戴いたします。256Mを超えるものは相談させてください。
  • 送料はそれぞれが負担することとします

おかげさまでFA系はほぼ揃ったようです。協力してくださった方々ありがとうございました。引き続き対応できていない フラッシュカセット、市販ゲームカセットでセーブの読み書きのできないものも募集いたします。 ゲームカセットの場合は私のお支払いできる限度が\2000-程度で買取を考えております。掲示板で要望のありましたVBAとゲームカセットでセーブデータの交換ができるようにも考えております (VBA-Sとは異なります)。
現在、入手できそうなカセットは下記のとおりです。交換に応じれるのはそれら以外になります。

  • E CUBE (EZFA) 1G
  • E WIN 256M
  • SAGAME 256M
  • Fire Card 256M
  • FLASH TOP 256M
  • EZ3 1G
  • QBUS 256M
  • G6 Flash 2G
  • GBA Magic mm8 256M(8: 00BF 2781 0001 FFFF 0004 0004 227E 227E)
  • F2A-Ultra (6) 512M (i4000L0ZBQO*2 ID:89,8816)
  • F2A-Ultra (7) 256M (ST M36L0R705OTOZAQ*2 ID:20,88C4)
  • F2A-Ultra (3) 64M (28F320C3B*2)
  • F2A-Ultra (4) 2G (i4040LVYTQO*4 ID:89,880D)

FM v3(fmlib)で対応済みのフラッシュカセットは下記のとおりです。下記のカセットであるにも関わらず不具合があるとき 、下記のカセット以外にも読み書きできるカセットを発見されたときは掲示板までご報告ください。

  • FA 64M (28F640J3A*1)

  • FA-TURBO 64M (28F320J3A*2), 128M (28F640J3A*2)

  • FA Xtreme 64M (28F320J3A*2), 128M (28F640J3A*2), 256M (28F128K3*2), 512M (28F128K3*4)

  • F2A (old) 128M (28F640J3A*2), 256M (28F128J3A*2)

  • F2A (new) 64M (28F320C3B*2), 128M (28F320C3B*4), 256M (28F320C3B*8)

  • F2A 128M (M6MGT323S4TP*4)

  • F2A-Ultra (1) 512M (28F128J3A*4), 1G (28F128J3A*8)

  • F2A-Ultra (2) 1G (28F128K3*8)

  • F2A-Ultra (3) 256M (28F320C3B*8)

  • F2A-Ultra (4) 1G (i4000L0YTQO*4)

  • F2A-Ultra (5) 512M (i4000L0YBQO*2)

  • F2A fake? 256M (E28F128J3A*2)

  • EZ-Cart 128M (MBM29PL64LM*2), EZ-Cart 512M (28F128J3A*4)

  • EZ2-Cart 256M (MBM29PL12LM*2)

  • EZ2-Cart PS 256M (MBM29PL12LM*2), 512M (M58CR064P*8), 512M (E28F128*4), 1G (E28F128*8)
    256M (E28F138*2), 1G (E28F138*8)

  • EZ POPULAR 64M (M6MGB641*1), 128M (M6MGT657*2)

  • EZFA 128M (MBM29LV651UE*2), 256M (MBM29PL12LM10*2)

  • XG2Lite 256M (28F128J3A*2)

  • GBA Magic / XG2Turbo 256M (SST39VF160/MB84VZ128A), 512M (SST39VF160/MB84VZ128A*2)

  • GBA Link ZIP_SE 256M (MB84VD23481FJ*4)

  • GBA Link ZIP2 256M (M6MGT647*4)

  • X-ROM 512M (Am29LM256M*2)

  • ジョイキャリーカートリッジ8M (ヒカルの碁3)

  • 自作フラッシュ 16M (MBM29LV160TE*1)

未検証ですがおそらく対応していると思われるものは下記の通りです。

  • F2A-Ultra (1) 256M (28F128J3A*2)

  • F2A-Ultra (2) 256M (28F128K3*2), 512M (28F128K3*4)

  • F2A-Ultra (4) 512M (i4000L0YTQO*2)

  • F2A-Ultra (5) 1G (i4000L0YBQO*4)

  • EZ-Cart 256M (28F128J3A*2)

  • EZ2-Cart PS 256M (E28F128*2), 512M (E28F138*4)

ぜひ開発にご協力ください。他にゲームカセットのバックアップ(セーブ)メモリが未対応のタイプ、
つまり未対応のバックアップ・ フラッシュROMの場合も提供、買取、場合によってはお貸し出し
いただくことも考えております。 対応して欲しいカセットがありましたら、メールでご相談ください。


■ 謝辞 ■

オプティマイズで公開されているソースなどたくさんの情報を利用させていただいております。
ULA 対応にあたってはTeamKNOxの織田さんにお世話になりました。
また、リンク先からも有用な情報を得ています。この場を借りてお礼を申し上げます。


■ 今後について ■

持ち運び便利な ULA を作成することと、FlashManager の不具合修正などです。
要望は受け付けておりますので、何なりと掲示板にお書きください。


■ 連絡先 ■

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