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本家の開発が進んでいませんが、その理由には仕事が忙しい、他の趣味も忙しい、国家試験受験の勉強のため忙しいなどがあります。挑戦する(した)資格は次の通りです。ツッコミに書き込めないときは「掲示板 雑談スレッド」でお願いします。
2012年02月05日(Sun) 甲種特類消防設備士
_ [危物消防] 甲種特類消防設備士 試験本番
試験を受けてきました。「二兎を追うものは一兎も得ず」が現実味を帯びてきました。試験中、見たこと無いような問題やもう覚えていないような内容が大半を占めていて、無勉で臨んだような感覚でした。若干記憶に残っている問題を調べてみましたがほとんどミスでした。非常コンセントの規格や連結送水管の設置基準など。防火火災に至ってはもうさっぱりな状況です。この試験に沿ったテキストや問題集が欲しいですが無いですからね。1類から5類の内容はかなり詳細なことが出ますのでもう一度それらの類を受けなおすつもりで勉強しないとダメなようです。気象予報士と続けて不合格を受け取ることになりそうで今から気が重いです。
_ [航空通] 気象予報士 学科試験疑問点2
第37回(平成23年度2回)気象予報士試験の専門知識で疑問に思った問題で、せっかくなのでもう少し調べてみました。問4の日本南海に見える渦は熱帯低気圧かどうかの問題ですが、やはり熱帯低気圧じゃないですかね。勢力が弱い若しくは消滅しかかっていても、高気圧の縁辺流によって強制的に渦が発生したとしても、対流雲を伴う渦があるということはそこには低圧部があるということです。これで少なくとも渦による風の収束があり上昇気流が発生します。そしてさらに渦の中心付近に活発な対流雲がありますので潜熱の放出は明らかであり、熱帯低気圧の一部の条件であるCISKは達成しています。後は暖気核によるものかどうかが問題ですが、これでは画像では難しいのではないでしょうか。少なくとも7月上旬という時期が書いてありますので、海面水温は高いと考えられますし、7月でこの緯度に寒冷渦がやってくる確率は少ないです。そうするとやはり勢力の弱い熱帯低気圧ではないのかなと思います。それで、さらに調べてみると、この問題の画像は、2011年7月10日15:00JSTのものとわかりました。これで、
http://tenki.jp/past/detail/?day=10&month=7&selected_image=satellite&year=2011
この渦を動画で見てみてください。まさしく台風と同じ動きしてますね。すぐに消滅してしまってますが。熱帯低気圧の発生は北緯5〜25度としているネット情報もありますので、この動画を見てみるとまさしく渦流で北緯25度を越えるあたりで海面水温度が下がるためか消滅してまた南に戻ってくると雲が発生します。ですのでまさしく熱帯低気圧の構造を持った低気圧だと思うのですけれどもね。少なくとも上層ジェットで流されている様子は無いので傾圧帯に入って温低化したということはなさそうです。問題はこの日の天気図ではこの低気圧はどこにも載っていないことです。気象庁の情報では「熱帯低気圧が発生した」と発表する基準があるらしく、その基準を満たしていないのでしょうね。これは寒冷渦を意味していますが、問題には天気図は示されていません。出題の画像だけで寒冷渦と判断するのは無理があるのではないでしょうか。水蒸気画像にも明確なドライスロットが渦巻いていませんし。しかもわざわざ7月上旬と言っておいて。7月にこの緯度まで寒冷渦が降りてくることは確率的に低いという論文があります。
不適切と言えば、同じく専門知識の問9です。梅雨前線の東側(中国、四国地方あたりまで)はオホーツク高気圧の勢力下にあればそれなりに気温傾度(温位傾度)ありますし、場合によっては東側は850hPa等温線で解析するという情報も見かけました。そのような中「850hPaの等温位線の集中帯に着目することにより梅雨前線を把握するのは間違いである」とは言えないと思います。逆に西側は集中帯は不明瞭なのだから間違いであるとの意見もあると思います。恐らく、この試験は落とすための試験と思いますので出来るだけ際どい出題をして引っ掛けたいのだと思います。しかし、国家試験では論理的に別解が出てしまうのではまずいのではないですかね。大体、他の国家試験だとこういう問題は「850hPaの等温位線の集中帯に着目することにより全ての梅雨前線を把握できる」とか等相当温位線と比較してとかなると思います。そう出題すると間違いに感づきやすくなりますので引っかかる人は少なくなりますが、別解はなくなります。でも国家試験ですよ、渦の問題といい講義の題材にはとてもよいと思いますけどね。